私たちが関わるSDGs

世の中では「SDGs」の動きが広がっていると書きました。
SDGsの内容を調べると、漢字や専門用語が沢山出てきて私には分かりにくかったので、簡単に説明してみます。

 

SDGsは国連サミットで採択された17コの世界全体目標です！

 

いい感じで短くできました！笑
これは発展途上国や先進国問わず全ての国に向けた動きで、2030年までに達成させる目標です。
外務省のSDGsへのリンクはこちらなのでよければご覧になってみてください。

JAPAN SDGs　Action Platform

 

このSDGｓは大企業が取り組み、私たちには関係ない事．．．ではありません！
アパレル職に携わる私や、服を買う私含め皆さんに関わる内容も、17コの目標のうちに含まれています。

 

 

 

服に関係するSDGs

私が「服」に関係すると思う目標を上げました。

 

目標No.1：貧困をなくそう

アパレル製品工場や皮革工場では劣悪な環境、安い給料で働く大人や、貧しいため学校に通えず働く子供たちがいます。
私たちが着ている服、身に着けるカバンや靴が、このような人たちで作られていたとしたらどうしますか？

 

目標No.6：安全な水とトイレを世界中に

水ということで考えると服の素材で代表的な綿は、栽培から多くの水が使われます。
その綿花栽培には石油がもととなる肥料が使われ、それらは水源汚染や土壌汚染を招きます。
またある国の皮革工場で使われた薬液や汚染水は、そのまま川に流れていくそうです。
私たちが使用している財布やカバンが他国の土壌を汚染していたとしたらどうしますか？

 

目標No.8：働きがいも経済成長も

世界では強制労働や児童労働、さらには人身売買が私たちの知らない所でまだまだあります。
購入する商品の安さの裏では、働きに見合わない賃金で生きている人たちがいるかもしれません。

 

目標No.12：つくる責任、つかう責任
アパレル分野に直結するような言葉でドキッとさせられる目標です。
ブランド側は持続可能な開発を行い、そして使う私たちも再利用を意識的に行い廃棄を削減する責任があります。

 

目標No.17：目標のために協力すること
17コ目最後の目標は、2030年までにすべての国が達成できるよう助け合う内容です。
私たち一人一人ができることから取り組まなきゃいけないのです。

 

 

 

まとめ

これからの風の時代は「あなたらしいファッション」がどんどん表現しやすくなり、そこには高価なアイテムだから「幸せ」「満たされる」という物質的な豊かさよりも、着ていて心地よいものだから「幸せ」という精神的な豊かさが勝っていきます。

そして、個々の選択が己の欲求だけを満たすものではなく、世界基準で平和実現を目指す選択であるようになっていくのです。

 

例えば、これまでは自分の欲求のみで服を買っていたけれども、再生繊維に力を入れているブランドから商品を買うようにする．．．とか。
売上収益を海洋生物保護団体に寄付する活動をしているブランドから商品を買う．．．とか。

 

この風の時代の変化は、今年や来年にすぐ完了するわけではありません。
ただ、もうすでにこのサスティナブルなトレンドにあるアパレル業界で活躍しているブランドがあり、またアパレル以外の他業界でもSDGsに取り組んでいる企業や人々はいるんです。

 

自分だけを考えた選択や、物質的な幸せの比較をしている人はもう古い人。
あなたらしいファッションの選択の先には、世界に目を向けた広い視野をもっていってください。