アクセサリーに携わると必ずと言っていいほど耳にする「メッキ」。
メッキのだいたいの意味は知っていましたが、お恥ずかしながらこれまで「安物・はがれる」などのマイナスイメージしか持っていませんでした。

room11でお取り扱いしているElodie Pavieのアクセサリーは真鍮の上にメッキを施しています。
Elodieのアクセサリーが好きになりメッキについて勉強してみたら、以前のメッキのイメージが変化しました。

 

今回はメッキの本当の姿を知ってほしいなという思いでまとめました！

 

 

そもそもメッキって何？

めっき…きれいにしたりサビを防いだりするために金属に別の金属を薄く付けること。
引用:小学館国語辞典

さすが小学生向けの辞典、短くて分かりやすいですね！

まさしく、メッキは表面処理の1つです。

 

金属はサビやすいものが多いので、そこにメッキ処理をすることで金属を長持ちさせたり、電気を通しやすくしたり生活必需品には多くのメッキ処理がされています。

 

 

アクセサリーにおけるメッキ

アクセサリーに施すメッキ処理は、まさに装飾目的！
ベースの金属をより美しく見せるためにメッキ処理を行います。
メッキの種類は沢山ありますが、アクセサリーでは金メッキや銀メッキ、プラチナメッキ、チタンメッキなどが挙げられ、様々な色に対応もできます。

 

 

どうやってメッキをかけるの？

私はこのメッキのかけ方を全く知らなかったのですが、方法はいくつかあるようで、主なやり方が専用液に浸して電流をかける電気メッキ。

電流をかけることでなぜメッキがかかるのかは、理科の授業の元素記号がでてきて理解ができなかったので割愛します、すみません…。

ただ電流をかける単純工程ではなく、その前にアクセサリーについている汚れを取るなどの前処理を何工程もしなければ綺麗にメッキがかからないようで、非常に繊細な作業のようです。

 

 

メッキの弱点

メッキは水分や汗に弱いです。
ベースの金属にコーティングをかけた状態なので、コーディングが段々と薄くなってしまい、最後はベースの金属が見えるようになってしまいます。

 

メッキ製品と上手くやっていくポイント

水分や汗に弱いということは、これらを避ければ良いわけです！

・手を洗う時、シャワーを浴びるときはアクセサリーを外す
・汗をかくシーンでは事前に外す(スポーツなど)

 

とは言っても日常で汗はよくかきますし、夏なんてなおのこと。
そんなときは、汗がアクセサリーについたら柔らかい布で優しくなでるようにふき取り、風通しの良い所で乾燥させた後にジップロックのような密閉できるビニールで保管をしてください。

 

最近はコロナの影響もあってウエットティッシュやアルコール液を手につける機会も多いかと思いますが、それも同様です。
なるべく水分はさけてくださいね！

 

アクセサリーの保管方法は下記のブログに詳細をのせています！

 

 

メッキは薄くなったらまたかければいい

まさにメッキの良い所！
剥がれたり薄くなったら、またメッキをかけると新品同様になります。
メッキ業者さんによりますが、個人でもメッキ処理を依頼することは可能です。
リングであれば2000円前後～やってくれます。
(メッキ処理ができないデザインや素材もあるので気を付けて下さい。)

 

 

地金(ベースの金属)がプラチナや純金だったら、なかなかカジュアル使いできませんよね…。
私だったらお呼ばれ結婚式とか、ここぞという時にしか身につけないだろうなと思います。
地金に18金などをコーティングしていたら気軽に身につけることができますし、気軽に手に入れることだってできます。
私たちのおしゃれの幅を広くしてくれるのがメッキなんですね。
まだまだ奥が深そうですが、今日はこの辺で…