洋服に使われるコットンの事実

コットンは私たちの生活に身近でなくてはならない素材です。
私は洋服を買う時にコットンが入っているかをチェック。
洗濯ができ、取り扱いも簡単で嬉しい素材です。

 

ただ、そのコットンはどのように生産されているか知っていますか?

 

綿花

 

 

コットン生産による環境問題

コットンは綿花から生まれます。

綿花栽培では多くの水と農薬や肥料を使い、この肥料は石油がもととなり大量に使用されます。
過剰に使用された肥料は水源、土壌を汚染します。
こんなにも日本人の私たちの生活に身近ということは、世界でも身近。
綿花は世界の耕地の約5%を占めていると言われていますから、綿花栽培における水源、土壌汚染は深刻です。

 

 

コットン生産による労働問題

綿花生産の約60%は貧しい発展途上国の農家によって生産されます。
生活をしていく上で必要な食料や日用品費は、綿花栽培で得られる収入よりも高く、綿花栽培に必要な肥料を仕入れるお金も生活を苦しくする原因です。

 

2016年に米国労働省は、18か国で綿花生産プロセスに児童労働または強制労働が存在すると報告しました。綿花生産量が上位6カ国の中にもそのような国が含まれていました(中国、インド、パキスタン、ブラジル)
引用:コットンアップガイド

 

私たちがオシャレや何気なく購入したコットン製品に児童労働や強制労働が少なからずあるという事実は知るべきだと感じました。

 

 

次世代のコットン

「サスティナブル・コットン」が誕生しました。
これは環境への影響を最小限に抑え、持続可能な生産方法で育てた綿花です。
ただこのサスティナブル・コットンが使用されたのは、2016~2017で世界総生産の15%とわずかだそうです。
まだまだ認知が低く、多くのメーカーやブランド、コットン製品を消費する私たちの意識を上げる必要があります。

 

 

私の周りでは…

コットンに限ったことではありませんが、有名なブランドだとpatagoniaが環境問題にブランド自体で取り組んでいます。
patagoniaの展示会では、私たちのような他ショップのバイヤーへ環境問題やそれへの取り組みを報告し、問題解決への新素材の紹介などに多くの時間をとります。
本当に素晴らしいブランドだと感じます。

 

と同時に日本は賃金、労働面では途上国よりも恵まれており、なかなか生産背景まで意識をもつことができません。

日本は安全だからいいやではなく、世界にもっと意識を向け個人でできることを考えていけたらいいなと思います。

私はどうするかって?
まずは購入したものは長く着用し、一時の感情で買わないということから始めてみようかと思います。

ヨーロッパブランドセレクトショップ | room11

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屋号 agate
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