パールを使ったアクセサリーは昔から流通していますが、近年では様々な形や色が登場しています。

皆さんの周りでも、パールを身につける人が増えたのではないでしょうか．．．

ピアス、ネックレス、カチューシャ、スマホケースなどなど。

昔は冠婚葬祭のときに身につけるイメージのパールでしたが、どんどん私たちの生活の彩り役として登場しています。

今回はアクセサリーに用いられる『淡水パール』にフォーカスしたいと思います！

価格で見る淡水パール

パールの種類は大きなカテゴリーに分けると3つ。
(高級順ですよ～)

①南洋パール(母貝：白蝶貝、黒蝶貝)
②アコヤパール(母貝：アコヤ貝)
③淡水パール(母貝：ヒレイケチョウ貝)

海水で育つ「南洋パール、アコヤパール」と、淡水で育つ「淡水パール」に分けられます。

パールは貝の中にできるものですが、南洋パールやアコヤパールのもととなる貝(母貝)はサイズが小さいので、1個の貝に対してできるパールは約1個。
それに対して淡水パールは、母貝のサイズが大きいので1個の貝に約10～50個のパールができます。
この生産数の違いが価格の違いにでます。

また海水パールの養殖では、その日の海の状況で貝を移動させたりなど、手間がかけられコストがかかります。
淡水パールは穏やかな湖で養殖されますから、比較的手間をかけず効率的に生産をすることが可能。

これらの背景もあり、淡水パールは「安価で手に入れられる身近なパール」になっているんですね！

アクセサリーで活躍する淡水パール

 

 

 

 

 

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パールはまん丸のイメージがありますが、最近では養殖技術が向上し様々な形のパールがあります。

・ラウンド(丸型)
・バロック(不均等な形)
・スクエア(四角型)
・スター(星型)
・ライス(お米型)　などなど．．．

ではなぜ様々な形のパールができるかというと、パールには有核パールと無核パールがあります。

♦有核パール．．．
母貝の中に貝殻などで出来た丸い種を仕込みます。
母貝が長い年月をかけて、その種に真珠層という膜をかけていくことでパールが形成されます。

♦無核パール．．．
母貝に細胞片のみを挿入し真珠層を巻かせたもの。

スターのように人工的な形は、それらの形をした核を母貝に仕込むことで出来るのですね！
ただし、淡水パールのほどんどは無核が主流ですから、人工的な形のパールはまだ見る機会が少ないです。
これからもっともっと技術が進化して、淡水パールの可能性が広がるのが楽しみですね！

色彩豊かな淡水パール

淡水パールはホワイトやクリーム、オレンジがかった色など様々な色があるのも特徴です。
色の形成には母貝の性質や、湖の水質、栄養、光の干渉、養殖期間などの要因が重なって、その美しい色ができあがります。
中には染色しているパールもあり、様々な色を作れるのは気軽に手に入れられる淡水パールだからこそ、かもしれませんね。

淡水パールの生産地

淡水パールの90％以上が中国で生産されています。
水質が良いほどパールの品質も良いので、湖の水質改善に取り組んだり、母貝の成長に有益な菌やプランクトンを研究開発し、デジタル化した養殖方法で生産する企業も増えています。

中国最大の淡水パール養殖地である紹興市(シャオシン市)は中国東の海沿いに位置し、紹興酒の産地でも有名ですが、淡水パールにおける世界総生産量の73％を占めています。

(我が国はお隣さんの力を借りて生活できていることが、本当によく分かりますね．．．)

名ブランドでも淡水パール使ってます

色味、形が多種に展開される淡水パールは、私たちの身近なアクセサリーブランドで可愛くアレンジし販売されています。

♢ete(エテ)♢

 

 

 

 

 

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華奢なデザインが多いeteですが、プチサイズのパールとってもかわいいですよね。
オフィススタイルにとっても合いそう！

♢BIZOUX(ビズー)♢

 

 

 

 

 

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宝石の色使いが綺麗で一生モノのジュエリーが手に入るBIZOUXでも淡水パールが展開されいています。
大粒のパールを手元につけたら、どんなリングも脇役になりそう！

淡水パールについて少しでも知って頂けましたか？
昔は高級なものでしたが、今では気軽に身に着けられるアクセサリーです。
最近では男性も付けられていて、性別問わずおしゃれを楽しめるのも、これからの時代にぴったりなアイテムだと思います！！