洋服の素材viscoseって何?
海外ブランドを着た際に素材にviscoseと見かけます。
読み方はビスコース…
どんな素材でどんな特徴があるのでしょうか。
ビスコースとは
ビスコースはレーヨンの一種。
レーヨンは聞いた事がありますよね?伸縮性があり私の大好きな素材の1つです。
ビスコースはパルプ、つまり木材からできており、その製造過程でレーヨンができます。
原料は紙と同じなんですね。
見た目の特徴
ビスコース素材は光沢があり、さらりとした質感。風合いがシルクと似ており、「人工シルク」とも言われています。
シルクはカイコの繭からできる天然素材で上質ですから、これに似ている素材となれば大変人気です。
持続可能な素材
ビスコースはパルプを原料としていますが、製造工程でセルロース(繊維質)を生成し、そこから化学反応を起こさせるなどしてビスコースという繊維を作っているため、天然素材とも言い切れないし、合成素材とも言い切れない素材です。
木材が原料となるので生産が持続可能で、廃棄物をほぼ出さずに生成するので環境にも優しい素材となります。
良い所・苦手な所
誰しも良い所・苦手とする所があります。
良い所
・柔らかく通気性が良い
・ドレープ感があり上質な印象
・吸湿、吸水性がある
・静電気が起こりにくい など…
苦手な所
・洗濯で水に触れることで縮みやすい
・シワになりやすい
・強い摩擦がかかると白っぽくなる など…
上手な取り扱い方
こう見ると避けたいのは洗濯による縮みでしょうか。
水分を含むことで発生するので、つけ置きはせずにネットに入れて洗濯機にかけ「手洗いコース」などの優しいコースで洗い、脱水したらすぐに乾かすと良いと思います。
私は手洗いが好きなのですが、そんな方はゴシゴシとこすらないよう注意です!
Soiで採用されるビスコース
room11でお取り扱いしてますフランスブランドSoiPARIS(ソワパリ)でも多くの商品にビスコースが用いられています。
Soiで用いられるビスコースはイタリアのコモ地方にあるエコテックス®認定工場にてプリントされ、光沢がありシルクと見間違える程に柔らかく上質です。
洗濯は、約30℃の水で洗濯機のデリケートコースで洗うことをおすすめしています。
エコが当たり前のこれからの時代、環境に優しいビスコースはもっと私たちに身近な素材になることでしょう。
目先の利便や安さにとらわれずに、素材にも注目してエコ意識をもっともっていけたらいいなと感じます。
関連情報
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