私はアパレル関連の仕事に勤めておきながら洋服は沢山持っていません。

もちろんアクセサリーだって沢山持っていません。

 

理由は．．．
①気に入ったアイテムを長く愛用したい
②凝ったコーディネートが面倒くさい
③多くの服を買うお金がもったいない

 

同じ感覚をお持ちの方は意外と多いのではないでしょうか？

 

有名人のように豊かな資源があって、大きなクローゼットがあればそりゃ欲しいさ！
でも大半はほどほどの資源(=お金ってことです。笑)でやりくりして、まずまずなオシャレができればいい感じだと思います。
私もその一人。

 

皆さんはどうやって洋服選びをしていますか？
無駄な買い物をしていませんか？

トレンドに振り回されていませんか？

 

 

今回は洋服選びが苦手な方をイメージしてつづります。

 

 

ガウチョパンツが教えてくれたこと

4、5年前でしょうか？
ガウチョパンツが流行りましたよね。
ワイドなシルエットにふくらはぎ丈のゆったりとしたパンツです。

 

当時私は店頭でアパレル販売員をしており、各ブランドでガウチョパンツが一斉に推しだされ、OLさんや主婦の方に大人気でした。
年齢と共に気になるヒップや足のラインがカバーでき、それでいてオフィスカジュアルな雰囲気になるキレイ目めアイテム。
春夏だけでなく、ウール素材などの暖か生地で秋冬も人気だったのを覚えています。

 

さて、その翌年どうなったかと言えば．．．

ふくらはぎの丈からアンクル丈(足首あたり)がメインになりました。
つまり丈が長くなりました。
シルエットは変わらずとも丈感が変化し、さらに翌年にはロング丈が人気に。

 

これはスカートでも言えました。
ミディ丈→ミモレ丈→マキシ丈(丈が長くなっていく)の順のように少々の丈感でも流行りに変化がありました。
ふくらはぎ丈のガウチョパンツを購入してくださったお客さんは翌年アンクル丈を購入してくださり、長く愛用して頂きたい気持ちはありましたがトレンドは私には左右できないので心苦しかった記憶があります。

 

『つまりトレンドを追うことは短期戦で、お金がかかるということです。』

 

 

 

流行りの服はプチプラで

せっかく買ったのに来年流行りがどうなるかなんて業界人でない多くの人は分かりません。
リブパンツやフレアパンツ、アシンメトリーのリブニット等のトレンド品の購入はプチプラにして、流行りが終わった時のショックが少ないようにするといいですよね！

 

逆に、GUやグローバルワーク、visなどはトレンド性が高くそれでいて安い！！
私は最近のトレンドを手っ取り早く知りたい時は、上記のショップをチェックします。

 

そして、私が心がけていることは持っている服のうちトレンドものは1割に抑えておくこと。
具体的にはそのシーズンのトレンド品の購入は1つ買うか買わないかにしています。
他はすべてトレンドに関係ないベーシックなもの。

 

持っているトレンド品が1年で終わることを仮定すると、損失は1割。
残りの9割は来年も楽しめます。
(だったら10割ベーシックの方が損失がなくていいじゃないか！という人は全然それでOKだと思います。
でもちょっとはトレンドを楽しみたいという枠の1割です。)

 

 

 

トレンドは操作されている

トレンドは有名人がSNSで着てたからググーっと人気がでたという事(例/patagonia:レトロXジャケットとか)の他の大半はアパレルメーカーによって操作されています。
操作というと響きが悪いですが、各メーカーが同様のデザインを作り売り出せは、店頭やネットで見る機会が増え、そして着ている人も増えます。
私たちはその服を見る機会が増え、私も欲しい、という気持ちになります。

 

だから左右されないでと言うよりも、せっかく大切なお金を払って買うものだから長く着てほしいと思います。
もうこれからの時代はワンシーズン着て、流行りが終わったから『さよならポイっ』ではありません。
トレンド品は活躍の期間が短い可能性が高いので、どうかよく厳選して購入してみて下さい！！

 

 

次回はベーシック編について書きたいと思います。