ニュースになったユニクロ綿

先日のYahooニュースで話題になったユニクロ綿問題。

 

 

ユニクロと綿

ニュースの概要は、ユニクロの一部商品で使われる素材「綿」の生産過程で強制労働が行われているという疑惑。
ユニクロは今や世界でも名の知れたグローバル企業ですから、商品の製造では多くの下請け工場があります。
その中国にある工場で、ウイグル自治区から強制移送された人を労働させているという内容です。
そしてユニクロはこれを否定しています。

 

 

せっかくなのでユニクロ会社のHPを見てみた

ユニクロの会社ファーストリテイリングでは、商品を生産する取引先工場に「第三者機関による監査」を実施し、評価によって現地での抜き打ち調査を社内の人間が行うなどの活動をしているようです。
とてつもなく大きな会社ですから社内だけではなく、取引先の監査を行うのも責務ですね...
大変だ~

 

 

ちなみにファーストリテイリング主要縫製工場を国別でまとめてみました!

 

1位 中国(145件)
2位 ベトナム(46件)
3位 バングラディッシュ(20件)

・インドネシア(14件)
・カンボジア(10件)
・インド(9件)
・トルコ(6件)
・ミャンマー(5件)
・ポルトガル(5件)
・タイ(5件)
・マレーシア(3件)
・ペルー(3件)
・ブルガリア(2件)
・マダガスカル(2件)
・スリランカ(2件)
・チュニジア(2件)
・イタリア(1件)
・日本(1件)
・モロッコ(1件)
・ルーマニア(1件)

 

やっぱり中国はダントツの1位!!
主要縫製工場だけでこれほどあり、生産の一部を依頼したり、下請けのさらに下請け工場の数はここには入っていません。

 

 

ここから考える事

この疑惑が本当のところどうなのかはわかりません。
でもこの話題で私たちが考えられることは、

 

・綿という洋服に必須材料の生産過程で「強制労働」が行われていたとしたらどうするか?
・綿だけでなく他の身近な製品に「児童労働」が行われていたとしたらどうするか?
・対岸の火事だから...という事で済ましていいのか?

 

労働環境や人権を二次取引先などの末端まで100%監視するのって本当に難しい問題ですよね。
売る努力だけでなく、大規模の企業はファーストリテイリングのHPを見て分かるように、監査する努力も売る努力くらい大事になります。
そして、この「強制労働や児童労働」問題は会社だけが努力するのではなく、国や社会、地域、私たち一人一人が考えを統一させて監視する目が最も必要で、有効だと私は思います。

 

 

追い打ちをかけるようですが綿問題はこれだけではありません。

綿花栽培におりても土壌汚染などの問題があります。

そちらに関しては以前ブログを書いてたので、よければ読んでみて下さい!

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